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行では、機速が変化し、2−40図のように点線のコースとなる。この状態が接地まぎわに発生すると落下着陸となる。
しかし、操作の初期の段階では、2−41図のC’のように、上部にある抵抗板だけが作動するので、滑空姿勢はそのままでよい。操作角の半分以上をすぎると、フラップが作動し、機速が減少するので、2−40図のようなコースとなる。
スポイラーのレバーは2段に作動する。前半はスポイラー、後半はスポイラーとフラップとして作動する。この後半の操作をするときは、上記機速に充分に注意する(205ページ参照)。

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スポイラーとダイブブレーキの利き
スポイラーには2−41図のような種類がある。最も新しい型としてはCの型が使用される傾向にある。A、B、D、E、Fの抵抗板を使用したときには、いずれも左右に振れる傾向があることは、先にも述べた。次にEを除く型で注意することは、2−42図のように翼上面の揚力分布の大きい部分が乱される(面積が大きい)ほど、スポイラーの上端がわずかに出た瞬間に、揚力が大き

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